九州校友紹介 #4 未来のAPU生を育むため公文へ。辿り着いた先はヨガ!?

第4回目の九州校友紹介は、福岡在住のAPU2期生である佐々木春菜さん。

APU時代はバレーボールに勉強に国際交流と学生生活を謳歌.。APU卒業後は公文に就職後、波乱万丈を経て、現在のヨガインストラクターにたどり着きました。その経緯、そして今後のライフプランについて根掘り葉掘り伺いました。


――お会いするのは4月に大濠公園で開催したヨガイベント以来ですね!


佐々木春菜さん(以下はるな): そうやね~。相変わらず忙しそうにしているけど身体を大切にしてね。今日はよろしくお願いします。


――まずは2期生ということで、卒業生がいない、前例がない、まだ出来たばかりのAPUに飛び込んだきっかけを伺いたいです。


はるな: 高校2年生の時にホームステイでオーストラリアのブリスベンに2週間滞在したことが大きなきっかけですかね。ホストファミリーに恵まれて、とてもかわいい愉快な家族で、リビングでBackstreet Boysの「I want it that way」歌って踊りだすような陽気な人たちで…毎日が本当に楽しかった!毎日が英語使い放題で、躊躇することなく英語を使って話しかけて、私の当時のつたない英語でもそれを受け入れてくれたのがとても嬉しかったですね。海外や異文化に関心を強くもったのはこの時だと思います。

ホストファミリーが好きすぎて、福岡空港に着いた時、家族に「オーストラリアに帰りたい!」って泣きつきました(笑)


――そんなにオーストラリアとホストファミリーが好きになったんですね!


はるな: それで高校3年生の時に、そろそろ大学のこと考えなきゃいけないなって思って、海外の大学への進学も考えていました。その時、大好きな世界史の先生が「自分が行きたい大学がある」って教えてくれたのがAPUだったんです。

あと、ベトナムのストリートチルドレンに教育をしていた小山道夫さんという方の講演会に行って、教育や子ども、異文化にもさらに興味を持ち始めました。

他の先生からは東京の私立大学を勧められたけれど、高校の同級生とAPUのオープンキャンパスに行って、「楽しい!」って直感で運命を感じました。父が立命館大学経済学部だったのでAPUへ理解があり、指定校推薦で入学しました。


――APUに入ってからはどうでしたか?


はるな: 入学式が楽しかったですね。世界中の民族衣装を着た国際学生と写真撮るのが楽しくて、毎日のキャンパスライフも刺激的で、積極的に話しかけたおかげで友達が増えました。でも、深い話になると一気に英語が話せなくなってしまって、図書館で英字新聞をひたすら読みました。そのおかげで、ふとした時に会話で使える表現が自然と出てきて、しっかり読むことって大切だなって思いました。APUライブラリーと噴水前の広場が好きだったなぁ。


――サークル活動やゼミは何をされてましたか?


はるな: 先輩に誘われて、女子バレーボール部に所属にしていました。サークルとして楽しくバレーをしたい人、部活として真剣にバレーをしたい人がいて、国際学生とも夜な夜な語り合って、亀ジョイ(ジョイフル亀川店)に行き、どうやったらAPUらしい女子バレーボール部になれるか、仲間と向き合う日々でしたね。ある時、タイ人と台湾人の国際学生から「勝ちたいし、ここの仲間が好きだから一緒にやりたい」って言ってくれて、部活動という日本人の価値観を超えて、互いが互いを大切だという友情で一つになり、みんなで真剣に取り組むことができました。あの言葉をもらった時は感動したなぁ。

ゼミは、旅行が好きだったこともあり、Cooper先生のゼミに所属して観光を学んでいました。大学2年の時は2002年の日韓ワールドカップのボランティアで地域の町おこしに携わり、世界の人々と交流する楽しさから、卒論は「スポーツイベント開催による地域活性化」について英語で書きました。


――普段の学生生活や就職活動はどうでしたか?


はるな: APUで一番好きだったのは「朝まで宅飲み」ですね(笑)自分の考えを真剣に語る人たちが大好きで、時間を忘れて朝まで飲んで、語り合いました。北浜ビーチも好きやったなー。

そんな中、就活の話になって「自分は何がしたいか」を考えたとき、「自分のやりたいことに枠にとらわれず動くAPUのユニークな友人のような人財が世の中に増えたら、どれだけおもしろい社会になるだろう!」「なんでAPUの仲間はキラキラしているのか?」と人が成長する過程で大切な力について考えるようになっていました。

そんな時、坂本初代学長と親交の深かった公文の社長の講演会がAPUでありました。公文では子どもの学習の過程で「?」や「気づき」を与えて、人が成長する過程で必要な力である自己肯定感、乗り越える力、感動する力を身につけるために、公文の学習方法や教材が一つ一つ作られているっていうのを知って感動しました。「教育ってすごい!APUの仲間のようなユニークな人財が世の中に増えるには、子どもたちの可能性や成長をサポートする教育の仕事からだ!」って思いました。ほんとうに、APUで出逢った仲間が大好きなんです(笑)

公文に就職してからは、担当している50か所以上の教室の経営、セミナー、保護者懇談、先生の子供への指導サポートなど、何でも屋さんのコンサルタントをしていました。宮崎→北九州→福岡→大分と九州を転々としていました。ユニークな子どもたちやその子どもたちを見守る大人(先生や社員)との出逢いもありましたが、猪突猛進な性格の私は、頭の中がずっと仕事になり頑張りすぎて、体と心に不調を感じて倒れてしまいました。


――そうだったんですね。


はるな: 3か月休職して、自分のココロとカラダと向き合いました。そんな中で、ふと「ヨガしたいな」と思ったんです。調べたら実家の近くにスタジオがあって、体験で入ってみました。ヨガの先生から「一人ひとりペースは違う。自分の呼吸とペースを大切にヨガをしましょう。頑張る必要はありませんよ」って言われて、心と身体がスーっと軽くなりました。

そこからヨガの魅力にはまって、奥の深さに触れれば触れるほど、どっぷりヨガ浸けになりたい、人生の終わりに後悔したくないと思い、決心して仕事を辞めました。周りからは「よく会社員やめてヨガのインスタラクターやっているね」と言われるけど、周りのAPU生はあれもこれも挑戦して、ハチャメチャな人生を歩んでいるから、そんな周りの友人が後押ししてくれたのかも。

自分を救ってくれたヨガを10年続け、指導者になって3,4年経ちますね。

今の世の中、時間の流れは早くて、情報も多くて、頭が忙しくて。時間が追いかけてきて、頑張りすぎてしまうことを強いられていることってあると思うんです。でも、ゆっくり呼吸をする時間、一つのことに丁寧に集中する時間があってもいい。ヨガをする空間に身を置いてみると、その人らしさが出てきたり、頭や心がリセットされていたり、時に涙を流されたり…。その人がその人らしくいれて、自分らしい活力がわいてくるように、心と頭にスペースができ、ほっとするような時間や空間を作りたい。

カラダとココロを整える一助になれるように、いつもヨガの指導に取り組んでいます。


――そんなはるなさんは今後どんな人生を歩んでいきたいですか?


はるな: まずは婚活だね!(笑)仕事や好きなことにはまりすぎて、そろそろ真剣に婚活しなくては・・・。

でも、今の自分の歩みを続けていくことかな。こんな生き方がしたいというイメージと今がつながっていきているとも感じているかな。今年は、生き方の支えとなる「ヨガの哲学を伝えていきたいです。ヨガは美容のイメージが強いけど、やはり私は教育だと考えているので、哲学をわかりやすく発信していきたいな。

おもしろいこととしては、「企業で朝礼前の朝ヨガ」をやりたい!朝の15~30分の短時間で、ヨガを職場の仲間とする。朝静かに、呼吸して、一緒の空間の中で心を整えて、同じ時間を過ごす。日頃バタバタと忙しい時間を共にしている同僚と、心を落ち着かせる時間を共にする。これができた時にどんなことが起こるんだろう。うーん。想像しただけでワクワクしちゃうね!APU卒業生でも現役生でも、「おもしろそう~」と共感してくださる方がいたら、気軽に声をかけてくださいね♪


――いいですね!なんかAPU生特典とかありますか?


はるな: 1回限りではありますが、屋内・屋外のヨガだけでなく、オンラインヨガもやっているので、通常1回1,000円のところ、半額の500円でいいよ!ぜひヨガしましょ♡


――ありがとうございます!これでAPU生のヨガ人口増えるといいですね!最後にAPUの現役生にメッセージはありますか?


APUは最高です。だから最高の4年間を過ごしてほしい。やりたいと思ったことはすべてやってほしい。APUで出会った人と仲間と語り合って、妄想して、ハメ外して、やり切ってほしい。4年間はあっという間。ぼやぼやしてるとあっという間に終わるよ!


【編集後記】のほほんとしているように見えるはるなさんも、就職後は大変な時期があり、それを救ってくれた「ヨガ」が今のライフワークであることを知りました。「教育」という点では公文の時も今のヨガも変わらず、誰かのためにそっと寄り添ってサポートしてくれる。そんなはるなさんの温かさを感じたインタビューでした。よし、ヨガしよう。(インタビュアー: 福岡校友会 加納 大)

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